VMWare ESXi で管理系ネットワークと外部公開系ネットワークを設定するメモ。
ESXi サーバが稼動しているマシンにネットワークアダプタを2つ用意します。大抵の場合はネットワークカードを増設する事になるかと思います。
ESXi 側では管理系に使用するネットワークアダプタにのみIPアドレスを振っておきます。(vSphere Clientでアクセスする都合上必須です)
次に、vSphere Client から ESXi にアクセス。最初に表示される画面で「ホストについて」と表示されているペインの上に「構成」というタブがあるのでクリックします。
ここで様々な設定を行う事が出来ます。(手元に稼働環境しかないので、以下のキャプチャは実際の手順といささか異なっていますので、詳しい事はVMWare社のESXi4.0構成ガイド(PDF)を参照した方がよろしいかと。)
この中にネットワークという部分があるので、ここをクリックします。
「ネットワーク」では仮想スイッチの状態が表示されるかと思います。おそらく初期状態は vSwitch0 のみが表示されているはずです。
これが ESXi 側でIPアドレスを振ったネットワークで、管理系ネットワーク(Management Network)も含まれています。
ここから外部公開系の仮想スイッチを作成するには、上部にある「ネットワークの追加」をクリックします。
今回は仮想マシンを物理ネットワークに接続するネットワークを追加するので、そのまま「次へ」ボタンをクリックします。
ネットワークがどのネットワークアダプタを使用するかを指定します。
上記はネットワークアダプタを使い切ってしまっているので表示されていませんが、本来なら使用していないネットワークアダプタが「仮想スイッチの作成」の下に表示されているはずですので、使用するネットワークアダプタにチェックマークを入れて「次へ」ボタンをクリックします。
そのネットワークに対するネットワークラベルを指定します。ネットワークラベルは仮想マシンへのネットワークアダプタ指定時に重要になるので、分かりやすい名称を付けましょう。
おいらは管理系を「VM Local Network」、外部公開系を「VM Global Network」と付けました。
ネットワークラベルを指定したら「次へ」ボタンをクリックします。
設定がOKであれば「終了」ボタンをクリックします。
設定後のネットワーク構成は
こんな感じになります。
仮想マシンへのアダプタ割り当ては vSphere Client のメニュー「インベントリ」→「仮想マシン」→「設定の編集」と進んで「ハードウェア」タブから行います。
上部にある「追加」ボタンをクリックして「ハードウェアの追加」ウィンドウを表示させます。
「イーサネットアダプタ」を選択して「次へ」ボタンをクリックします。
「ネットワークラベル」コンボボックスで、そのアダプタがどのネットワークに接続するのかを指定します。おいらの環境では、管理系ネットワークなら「VM Local Network」、外部公開系ネットワークなら「VM Global Network」となります。
指定が終わったら「次へ」ボタンをクリックします。
設定を確認して「終了」ボタンをクリックします。
ちなみに、デフォルトなら仮想マシンには Intel E1000 として割り当てられますから、FreeBSDなら em デバイスとして認識されます。
ですので、イーサネットアダプタ1なら em0 、イーサネットアダプタ2なら em1 といった具合になります。
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コメント
[…] 「VMWare ESXi のネットワーク設定」を参照のこと。 […]