「VMWare ESXi 5.0 – 外部ストレージを試してみる。」でESXi5.0のEager Zeroedが遅いとブーたれたところ、恐縮にもistgt開発者のAoyama氏より修正版を送って頂きました。
こちらは確認のみで非常に申し訳ないのですが、確認結果を掲載しておきます。詳細は氏のBlog「環境さんぷる」にある「istgt (iSCSI target) 20110918版 for FreeBSD」を参照頂ければと思います。
動作確認環境は以下の通り。
- ESXi5.0
- M/B – Gigabyte GA-MA78GPM-DS2H
- CPU – Athlon X2 7750
- HDD – HDS728080PLAT20
- MEM – DDR2 4GB
- FreeNAS7 EagerZeroed対策版
- M/B -ML115 G1 純正
- CPU – Athlon X2 5600+
- HDD FB080C4080
- MEM – DDR2 4GB
前提条件は
- 両環境ともUSBメモリにインストールした環境で起動
- FreeNAS側のHDDはデバイスとしてiSCSIに登録
- ESXiでは上記iSCSIデバイスをデータストアに登録
- FreeBSDで仮想マシンを作成時、シックプロビジョニング(EagerZeroed)で30GB確保
- 比較時間は仮想マシン作成開始~作成終了までの時間
として
- FreeNAS-amd64-LiveCD-0.7.2.7529
- EagerZeroed対策版
- ESXi5.0実機のデータストアに直接仮想マシンを作成
の3パターンで確認しています。
結果は
- FreeNAS-amd64-LiveCD-0.7.2.7529
117分44秒 - EagerZeroed対策版
8分43秒 - ESXi5.0実機のデータストア
13分42秒
となり、
- 対策版は未対策版と比較してEagerZeroedの性能が改善されている。
- FreeNAS側環境の性能に応じて処理速度が正しく出ている。
事を確認できます。
なお、EagerZeroed対策版を使用している状況でFreeBSD8.2Rを8-stableに上げてみましたが、特に問題は出ませんでした。
…
Aoyama氏もそうらしいのですが、個人的に普段はシンプロビジョニングばかり使用するので、EagerZeroedが遅いのはあまり問題視していなかったのですが(^^;、余計なことを書いてしまってお手間を取らせてしまいました。
ただ、こういったマイナーなBlogの書き込みにも対応頂けるのは非常にありがたいことで、失礼な言いようで申し訳ありませんが、感嘆の念を禁じえません。
最後になりましたが、氏の早急なご対応にお礼申し上げ、今後の開発に期待しております。
コメント