WordPress MU on FreeBSD

ここ暫くWordPressを使ってみて面白いので、某所向けにもインストールしようと思ったのですが、某所は複数のユーザがいるので、折角だからWordPress MUを入れてみました。

某所のDNSは自由に弄れるので、WordPress用のサブドメインを切って、更にユーザもサブドメインで運用する条件とします。

まず、本体のダウンロード

日本語リソースをダウンロード

おいらが試した時点では、本体は2.8.4aでしたが、日本語リソースは2.8.2用までしかありませんでした。駄目もとでこの組み合わせでやってみましたが特に問題は無い感じです。

  • 本体をApacheのDocumentRootにあわせて展開
  • wp-contentにlanguagesディレクトリを作成して日本語リソースのja.poをコピー

で基本的に動くのだと思います。

ですが、某所の環境的な問題ではまったのでメモ。

■php-pcreを要求される。

初期設定が終わって、実際にLOGINしようとすると正規表現用のモジュールが無いと怒られます。
php5-extensionのインストールで指定していなかったと思われるので、portinstall devel/php5-pcreでインストールしました。

■DNS的な話

バーチャルドメイン運用となるので、WordPressMU用のドメインはAレコードを使用する。
CNAMEレコードで設定すると、CNAME元と同じホスト扱いになる。CNAMEはカノニカルネーム(ニックネームみたいなもの)なので、当たり前なのですが。
逆にユーザ用のサブドメインの為にワイルドカードを設定する必要がありますが、こっちはWordPressMU用のドメインのCNAMEで設定する必要があります。つまり、

blog.example.jp.   IN  A  xxx.xxx.xxx.xxx
*.blog.example.jp  IN CNAME blog.example.jp.

のような感じで設定しないとだめ。
こうすると、a.blog.example.jpであっても、b.blog.example.jpであっても、blog.example.jpのCNAMEということになるので、ワイルドカード側とWordPressMUのFQDNを同じものと認識します。

■Apache側の設定

ServerNameの他にServerAliasでワイルドカードを設定する。

ServerName  blog.example.jp
ServerAlias *.blog.example.jp

のように書いておく。

その他に、mod_rewriteを使っているので、WordPressMUを展開したディレクトリのDirectoryディレクティブに対してFollowSymLinksをオプション設定する必要がある。
Limitディレクティブ内でオプション設定している場合は、その箇所に追加する。(Limitディレクティブの外側にOptionがある場合は”Options +FollowSymLinks”と書けばOK)


コメント

  1. […] 「WordPress MU on FreeBSD」でWordPress MUを使用したマルチサイト用の構築をしてみた。 […]

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