AVD (Android Virtual Device) を設定する。

Android SDKでAVD(Android Virtual Device)のメモ。

AVDはAndroid Virtual Deviceの略で、Androidプログラム入門によると「エミュレータの端末情報」を設定するものとなっています。

画面サイズとか端末によって異なる部分をエミュレータの設定として与えてあげることで、端末毎にエミュレータを用意する必要が無くなるということでしょうね。

ですから、エミュレータ上で動いているものはどのAndroid端末でも動かなくてはいけないはずなのですが、なかなかそうは行かないようで、アプリの作者さんたちも大変な様子ですが。

AVDの詳細はandroid developersのAndroid Virtual Deviceにあります。

AVDを設定するにはEclipseを起動して、メニューバーにある

Opens Android SDK and AVD Managerアイコン(以下ドロイドせんせーアイコン)をクリックしてAndroid SDK and AVD Managerを起動します。

おいらの環境では初め

のようなメッセージが出ますが、環境設定で正しくAndroid SDKのロケーションが設定されているのであれば、「OK」ボタンをクリックしてください。

そして、もう一度ドロイドせんせーアイコンをクリックし、Android SDK and AVD Managerが起動するのであればとりあえず気にしないで大丈夫だと思います。(プロジェクトを作成するとメッセージが表示されなくなるような覚えがあるので)

原因については何か分かれば追記します。

Android SDK and AVD Managerが起動したら、「Virtual Devices」と書かれている部分を選択します。

「List of existing~」と書かれている部分には設定済みのAVDが一覧表示されますが、一番初めは設定が何もないので「No AVD available」と表示されているだけです。

AVDを設定するには右端にある「新規」ボタンをクリックします。

「Create new Android Virtual Device (AVD)」というウィンドウが表示されたと思います。ここからAVDの設定を行います。

設定内容は

  • 名前
    そのAVDの名称を設定します。例えばHT-03Aとかでも構いません。複数のエミュレータを起動させる必要があるのであれば分かり易い名称にしておくべきでしょう。
  • ターゲット
    エミュレータがどのファームウェアで動作するのかを設定します。
    例えば、HT-03A向けに開発したいのなら「Android 1.6 – API Level 4」か「Google APIs (Google Inc.) -API Level 4」を選択します。
    両者の違いはGoogle提供のAPIを使用するかどうかで、マップ等のAPIを使用する場合ならGoogle API~を、そうでないのならAndroid~を選択すると言うことのようです。
  • SD Card
    端末が利用するSDカードの設定です。
    通常は「サイズ」にチェックを入れ、SDカードの容量を指定すれば良いようですが、SDカードのイメージファイルがあるのであれば、「ファイル」にチェックを入れてSDカードのイメージファイルを指定するようです。
    SDカードのイメージを作成するにはSDKのtoolsフォルダにあるmksdcard.exeを使用するようです。
  • Skin
    エミュレータの解像度と向きを指定します。通常は「ビルトイン」の中から選択しますが、特殊な端末なら「解決」にチェックを入れ画面サイズを指定します。(Pleiadesの日本語変換上「解決」と訳されていますが、原文はResolutionです。)
  • ハードウェア
    エミュレータとして必要なハードウェア情報があるならここで追加設定します。追加できるオプションはandroid developersのSetting hardware emulation optionsに詳細が記述されていますので参照してください。

必要な情報を設定したら「Create AVD」ボタンをクリックします。

設定したAVDが追加されているのを確認してください。

この状態から、エミュレータを実行することが可能です。対象のAVDを選択して「開始」ボタンをクリックします。

のようなウィンドウが表示されたら「起動」ボタンをクリックします。

エミュレータが起動します。実機と同様にbootシーケンスが行われて、

見慣れた画面が表示されます。ホーム画面をマウスでスライドさせれば、ホーム画面もスライドします。

端末設定も可能ですし、OMRONのIMEも入っています。

ブラウザも使えます(笑)。

内容が少し古くなってしまっていますが、おいらは参考書として「Androidプログラミング入門」を使用しています。

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おいら的にはHT-03Aしかないので、たぶんこれ1冊で暫く十分かと。

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コメント

  1. […] Android仮想デバイスの作成とエミュレータの起動 – Android入門 AVD (Android Virtual Device) を設定する。 |シカでした。 Android document.write(unescape("%3Cscript")+" […]

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