無償版ライセンスキーが取得できてやる気が起きたので、インストール手順をキャプチャしてみた。
使用したESXiのインストーラは「VMware-VMvisor-Installer-5.0.0-469512.x86_64.iso」。
このインストーラは中にddのイメージが無いため、取り出してUSBメモリに直接書き込む事が出来ない。
ただ、ESXi5ではドライバが随分とまともになったようで、うちにある
- ML115 G1
- ASRock 890GX Extream4
- Gigabyte GA-MA78GPM-DS2H
において、ISOイメージをCDに焼いた物で確認してみたが、何れもHDDを認識するため、USBメモリにインストールしないと駄目と言う事も無いようだ。
残念な事に、FOXCONN A9DAはオンボードNICのAR8131が認識できないため、インストーラが停止した。
当然、M/BがUSBメモリをHDDとして扱える物であれば、インストール先にUSBメモリを指定する事で難なく導入する事も可能。
今回はASRock 890GX Extream4にKingstoneのDataTraveler G3(2GのUSBメモリ)をセットして、そこにESXi5.0を導入する。
ちなみに、A-DATA社製USBメモリ(my flashと書かれた1Gのもの)にインストールした場合、インストール後の起動で
のようなエラーが表示された。
容量の問題なのかUSBメモリ自体の問題なのか不明だが、インストールがNGとなるUSBメモリも存在するようなので、駄目な場合は他のUSBメモリで試して欲しい。
インストーラ「VMware-VMvisor-Installer-5.0.0-469512.x86_64.iso」は、予めVMWare社のダウンロードセンターから取得してCDに焼いておく。
ESXiのインストーラが起動すると
Welcomeメッセージが表示される。インストールを継続するのであれば「Enter」キーを押す。
エンドユーザライセンス許諾(EULA)が表示されるので、同意できるのであれば「F11」キーを押してインストールを継続する。
インストール先を検索中。
インストール先が見つかると「Select a Disk to Install or Upgrade」が表示される。インストール先が複数ある場合はカーソルキーで何れかを選択(黄色で表示されているデバイスが選択中)する。
今回はKingstoneのDataTraveler G3にインストールするため、「Kingstone DataTraveler G3~」を選択して「Enter」キーを押す。
インストール先を確認中。
もしもインストール先にESXiが既にインストールされている場合は「ESXi Found」と表示される。
この場合、新規インストールを行うか、既存のESXiをアップデートするかを選択することが出来る。
上記は5.0をインストールしているUSBメモリに再度インストールしたときの物で、ESXi4.1がインストールされたUSBメモリの場合は
のようにマイグレーションするかどうかを聞かれた。
Warningが表示されたがそのまま継続してみると
一応マイグレーションは完了した。
しかし、そのUSBメモリで起動をしてみると
と怒られた。
所詮USBメモリにはESXiのシステムしか入っていないので、今回はそのまま「Install」を選択して「Enter」キーを押した。
※パーティション構成等も変わっているので、データストアと同一のHDDにインストールしてある場合は注意が必要かもしれない。(そういう環境が無いので確認できず。)
「Please select a keyboard layout」が表示されたら、インストールするマシンのキーボードに合わせて選択する。日本語106キーであれば「Japanese」を選択(カーソルキーで上下移動)して「Enter」キーを押す。
「Please enter a root password~」が表示されたら、このESXiにアクセスするためのパスワードを設定後「Enter」キーを押す。
最終確認として「Confirm Install」が表示される。インストールしてよければ「F11」キーを押す。
インストール開始。
「Installation Complete」が表示されればインストールは終了。「Enter」キーを押すと
と表示されて、CDドライブのトレイがイジェクトされる。メディアを取り出して暫く待つとRebootが掛かる。
890GX Extream4上のUSBメモリからESXi5.0が起動した。
M/Bが認識できればM/B名称が表示されるが、890GX ExtreamはO.E.M扱いとなる。
890GX Extream4にはネットワークチップとしてRealtekの8111が搭載されているが、これまでのESXiでは蟹チップはサポート対象外のため認識しなかった。
ESXi5ではこれまでと違い、上記の通りネットワークチップを認識しており、DHCPでIPアドレスが割り当てられている。これだけでもビバ!5.0な訳だ。
サーバのIPアドレスが変わってしまうとvSphere Clientからアクセスするのに都合が悪いため、インストール後は最低限、この設定を変えておくことをお勧めする。
設定変更を行うには、はESXi上で「F2」キーを押す。
ログイン画面になるので、ログイン名はそのまま「root」、パスワードはインストール時に設定したパスワードを入力して「Enter」キーを押す。
ログインすると設定メニューが表示される。
この中に「Configure Management Network」という項目があるのでカーソルキーを使用して選択後「Enter」キーを押す。
「Configure Management Network」メニューが表示されたら、今度は「Network Adapters」をカーソルキーを使用して選択後「Enter」キーを押す。
現在のネットワーク情報が表示される。
初期状態は「Use dynamic IP address and network configuration」にチェックが入っているはずだ。
カーソルキーを使用して「Set static IP adress and network configuration」を選択してスペースキーを押す。これで、該当ネットワークには固定のIPを割り振る事が可能となるので、「IP Address」・「Subnet Mask」・「Default Gateway」の各情報をセット後、「Enter」キーを押す。
再び「Configure Management Network」メニューが表示されたら「Esc」キーを押して「Configure Management Network」メニューを抜ける。
この時
のように表示される。
これは、先程の設定を反映するかどうかの問いなので、「Y」キーを押して設定を反映させること。
再度設定メニューが表示されたら「Esc」キーを押してESXiの設定を終了する。
ESXiの画面に戻ると、先程設定した内容が表示されている。
後は、vSphere Clientkからアクセスしてアクティベートして終わり。
コメント
[…] ESXi5.0をUSBメモリにインストールする場合は「VMWare ESXi 5.0 のインストール。」も参照されたし。 […]