FreeBSD9.0 β1のインストーラが従来と変わっているようなのでメモ。
インストールはVMWare Player上で確認。
CDイメージより起動するとおなじみのBTX Loaderが起動する。
インストールメニューも変わったようだ。
Welcomeメッセージが表示されたらそのまま「Install」を選択。
まずは使用するキーボードの選択。
カーソルキーの上下又はPageUp/PageDownキーで「Japanese 106」を選択。
続いてHost Nameの設定。ここでは適当に「test」としたが、名称が決まっているのであればそれを入力する。(例えば該当マシンのFQDNが「hoo.hogehoge.jp」になるのならば「hoo」等)
インストール内容の設定。
サーバの類なら「games」を外して「src」を追加する。スペースキーでトグル、Enterキーで次の設定に進む。
HDDのパーティション設定。通常は「Guided」を選択すればOK。
「Manual」を選択した場合はそのまま「Partition Editor」が起動する。
「Guided」を選択すると、「HDDの元々の情報は消されますよ」のようなメッセージが表示される。
消しても構わない場合は「Entrie Disk」を選択する。元々のHDDにFreeBSDで使用するパーティションを作成する場合は「Partition」を選択する。
「Entrie Disk」を選択すると、推奨パターンがセットされて「Partition Editor」が起動する。
…
注目するべきは、これまでのインストーラと異なり「/var」や「/tmp」が切られない点。この変更は大きいかもしれない。
元々はユーザランドと切り離す事でうんたらと言う事だったはずだけれど、それはそれで容量をどう割り当てするかで悩む事もあって、少なく切ってしまって困ったと言う事もあったから、慣れていない人にとっては敷居が低くなるような気はする。切りたい人は切ればいいんだし。
/var溢れて初めてあれ?なんて気が付くおいらなんかは、スライス切った方が良いんだとは思うけれど。
…
推奨パターンで問題ないはずなので「Exit」を選択する。
最終確認をされるので「Save」を選択する。
システムのインストールが始まる。
このインストーラではrootのパスワード設定が必須となった。
次にネットワークの設定を行う。使用するネットワークカードを選択。
該当ネットワークカードでIPv4を扱うかどうかを聞かれる。扱うなら「Yes」、扱わないなら「No」。
DHCPによって自動割り当てを行うかどうか。割り当てるなら「Yes」、割り当てないなら「No」。
DHCPで自動割り当てを行わない場合は「IPアドレス」・「サブネットマスク」・「デフォルトルータ」の情報をセットする。(OK/Cancelに飛ぶにはTABキーを押す)
次に「IPv6」を使用するかどうか。自環境ではIPv6を使用していないので、「No」を選択してスキップ。
次にリゾルバー絡みの設定。「Search」に何を入れればいいのか不明だったので、取りあえず空欄。「IPv4 DNS #1」にDNSサーバ(ルータ上の代理DNS)を指定。
※この辺は後からrc.confやresolv.confを直接書き換えればいいので、適当でも取りあえずはOK。
次にtime zoneの設定。CMOS(M/B内部時計)がUTCかどうかを聞かれるので、日本標準時にセットしてあるなら「No」を選択。UTCなら「Yes」を選択する。
time zoneを日本にセットするには初めに「Asia」を選択して
次に表示されたメニューで「Japan」を選択する。
日本標準時(JST)でいいかどうか聞かれるので「Yes」を選択。
必要なサービスを起動するかどうか聞かれるので、必要なサービスにチェックを入れる。
次にユーザを追加するかどうか聞かれる。追加するなら「Yes」、追加しないなら「No」を選択する。
このままコンソールで作業するのも面倒なので、ユーザを追加してPuTTY等から作業した方が楽だと思う。
ユーザの追加を選択すると、ユーザ情報の入力を求められる。ここで入力する情報は「adduser」コマンドと同じ。
もろもろの設定が終わると、再度各種設定が行えるメニューが表示される。
心残りが無ければ「Exit」を選択する。
選択肢が減って楽って言えば楽なんだろうけれど、個人的には元々のsysinstallに慣れているせいで違和感がかなり。
まぁ、何かやろうと思ったらrc.confなりの編集が必要なのは変わりが無いので(笑)。
コメント
[…] BSDInstallerは「FreeBSD 9.0 β1 x64をインストールしてみる。」で確認したけれども、crashdumpの項目が追加になったくらいかな。 […]