IPQ(IP Quick)の固定IPサービスでサーバ運用。

経常的に掛かっている費用を何とかせねばと思っておりまして。サーバを仮想化して集約してみたりですね、それはそれは涙ぐましい努力をしている訳ですよ(嘘。

# 削ったところでIYHしちゃえばそんなのすぐに吹っ飛びますしねぇ。

このblog置いているサーバがぶら下がっている固定IPなサービスも見直せないかなと思っていたところに、某巨大掲示板に出没しているIPQの中の人を見かけまして(笑)。

IPQのサイトで確認してみるとIP単価がかなりいい感じ。IPv6も視野に入れているみたいなので、さくっと乗り換えてしまおうかと。

ただ、先方のサイトを見ていると、「サーバにはグローバルなIPを直付けしたいですぅ。NAT変換なんかいやいや園」な人間が使えるのかどうかが良く分からず。

PPPoEで接続したら割り当てIPの先頭をルータのWAN側に下ろすので、他のIPアドレスは複数固定IP対応なNAT変換使ってLAN側と括りつけてねという感じには読めるのだけれど。

駄目元で8IPを申し込もうと思ったら「受付一時中止」らしく。しくしく。

どうしたものかと思っていたら、某巨大掲示板のIPQの中の人曰く、解約が出ていることもあるから相談してねとのこと。

早速問い合わせをしてみたら、翌日には開通してもらえました(はーと。年末にも関わらずやり取りもスムーズでしたよ。

# IPQの皆様、お手数をおかけして申し訳ありません。

ルータをどうしようと悩むこと数日。設定事例ではYAMAHAのルータが殆ど。

そもそも、IPQ様には失礼な事ですが、維持費を削りたくてうずうずしているおいらのような人間がYAMAHA様のルータなんか買える訳が(涙)。ほしいのは山々なのですが。

# つか、誰か下さい。おながいします(ぉぃ。

古いノートパソコンにFreeBSD入れてルータにしてしまっても良いのですけれど却ってお金が掛かりそうだし。

今使っているのはLinksysのBEFSR41c-JP V3。BEFSR41自体は国外だとまだまだ入手可能な様子だけれど、ciscoに吸収された挙句サポートも期待できないようなので、ルータに関しては新しく購入する事に。

# WRT54g改ファームなんてのも持っている位なのですけれど、ミソが付いちゃったのがなんとも。

最悪複数固定IP対応のルータなら何とかなるかなと、根拠無くバッファローのBBR-4MGを。amazonで2,300円なり。

[[amazon2][B0000DJLOE]]

バッファロー製のルータはNGと書かれているし、サーバ立てるのにそういうルータってどうなのとか言われそうですが、

  • 2003年10月発売で息が長い製品なので、枯れている分おかしな部分も少ないかも。(と思ったらV2ですたorz)
  • 安いので駄目でも被害が少ないし。
  • 壊れたら買い換えれば良いし。
  • 一応ヘアピンNAT(RFC4787 第6章 Hairpinning Behavior を参照:日本語訳)に対応しているらしい。
  • ごにょごにょすると面白そう。(おいら的メモ 000BF809: 00 4D)

という安直な理由だけでして。

仮にNAT変換でも内部用のDNS立てるからヘアピンNAT対応でなくても良いのですけれど、たま~に変な挙動をするアプリがあるので、対応しているに越したことは無いのかも。

結局、

  • IPQ 8IP
  • BBR-4MG
  • Bフレッツ

という環境でグローバルIPを直に割り振る事が出来ました。

BBR-4MGの設定方法は

  • ブラウザからBBR-4MGにアクセスしてIPQから通知された情報を元にPPPoEアクセス用の設定を行う。
  • IPQと接続できたらBBR-4MGのトップ画面にある「アドバンスト」をクリックして詳細設定に移動。
  • 左サイドメニューにある「WAN設定」→「WANポート」をクリック。
  • 「WANポート設定」が表示されたら「WAN側IPアドレス」にある「IP Unnumbered」を選択して「設定」ボタンをクリック。
  • 左サイドメニューにある「LAN設定」→「LANポート」をクリック。
  • 「LANポート設定」が表示されたら「IP Unnumbered用LAN側IPアドレス」の「IPアドレス」及び「サブネットマスク」を設定。
    • IPアドレスはIPQから割り当てられたIPアドレスのうち先頭から2番目のIPアドレスを設定。例えば”xxx.yyy.zzz.0/29″(”xxx.yyy.zzz.0″から8IP)の割り当てなら”xxx.yyy.zzz.1″を設定する。
    • ネットマスクは”/29″(8IP)なので”255.255.255.248″を設定する。
  • 「IP Unnumbered用LAN側IPアドレス」の入力が終わったら「設定」ボタンをクリック。

これで設定完了。

上記例の場合”xxx.yyy.zzz.2″~”xxx.yyy.zzz.6″までサーバに直接割り振る事の出来るグローバルIPアドレスとなります。

IP2つも無駄になるじゃんと言われそうですが、本来そういうもののはずなのでおいら的にはこれでOK。

設定していて気が付いたのですが、UnnumberedにしてもWAN側にIPアドレスが付与されるみたいで、おまけにネットワークアドレスが使われる模様。

なんとなく気持ちが悪いのですが、mura日記様の「Unnumbered PPPoE を考える」とかを拝見させて頂くと、そういうものらしいのでとりあえず気にしない事に。

理屈から言えば公開サーバ1台だけなら4IP(/30)のサービスでもこれで行けそうですね。試していないので保障無しですが。

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