BeagleBoard-xM – Androidビルド環境の構築。

BeagleBoard-xM上でAndroidを動かすための環境構築メモ。

ドキュメント

を参照。

Android関連は上記サイトの

  • サイドメニューにある「Category stats」をクリック
  • 「Category Statistics」ページの「Select the desired category」コンボボックスから「Android」を選択

で取得可能。

ホストOS

Ubuntuを使用。この環境を使用してクロスコンパイルする。

gengerbreadの場合、本来ならx64環境が必要となるらしい。Texas Instrumentsのリポジトリを使用する分にはx86環境でもメッセーが出力されるがビルドは可能(TI-Android-GingerBread-2.3-DevKit-1.0_DeveloperGuideには32bit環境で説明されている)。

  • x86環境の場合
    Ubuntu Desktop 日本語 Remix CD」から「ubuntu-ja-10.10-desktop-i386.iso(CDイメージ)」をダウンロード。
  • x64環境の場合
    Download Ubuntu」から「Ubuntu 10.04 LTS 64-bit(ubuntu-10.04.2-desktop-amd64.iso)」をダウンロード。

ダウンロードしたら、どこかにインストールして使用できるようにする。

とりあえずVMwareの仮想環境を

  • メモリ2G(最低1GB程度)
  • HDD50GB(最低30GBは必要らしい)
  • ネットワークはブリッジに設定(ssh経由で操作するため)

としてインストール。

インストールが終了したらアップデートマネージャー(システム→システム管理→アップデートマネージャ)でアップデートする。

環境設定

ssh経由+rootでの作業の準備。

  • 端末を起動する。(「アプリケーション」→「アクセサリ」→「端末」)
  • rootのパスワード設定
    sudoするのが面倒なので、rootのパスワードを設定する。(初期状態では設定されていない) 

    $ sudo su -
    [sudo] password for xxxxxxxx: ログインしているユーザのパスワードを入力
    # passwd
    新しいUNIXパスワードを入力してください: 新しいパスワードを入力
    新しいUNIX パスワードを再入力してください: 再入力
    passwd: パスワードは正しく更新されました

  • Synapticパッケージ・マネージャ(システム→システム管理→Synapticパッケージ・マネージャ)を起動して
    • opensh-server
    • aptitude(必要なら)

    をインストールしておく。

  • ネットワーク接続(システム→設定→ネットワーク接続)を起動
    • Auto eth0を選択して編集ボタンをクリック
    • 編集ウィンドウの「IPv4」タブをクリック
    • アドレス・DNSサーバを自環境に合わせて修正→反映ボタンクリック

後はPuTTY等からアクセス。suでrootになってから作業。

※PuTTYの設定で、文字コードの設定(ウィンドウ→変換)を「UTF-8/Auto-Detect Japanese」にしておく。

apt(aptitude)の設定

いまいち違いが良くわかっていないけれど、aptitudeを設定する。

  • x86

    # add-apt-repository "deb http://us.archive.ubuntu.com/ubuntu jaunty multivers"
    # add-apt-repository "deb http://us.archive.ubuntu.com/ubuntu jaunty-updates multivers"
    # aptitude update

  • x64

    # add-apt-repository "deb http://archive.canonical.com/ lucid partner"
    # aptitude update

JDKのインストール

froyo(Android2.2)は1.5、gingerbread(Android2.3)は1.6が必要。両方入れておいて切り替えて使う。

  • 1.5の場合

    # aptitude install sun-java5-jdk

    ※ライセンスの確認が出たらTABキーで移動できる。

  • 1.6の場合

    # aptitude install sun-java6-jdk

とする。

それぞれの切り替えは

  • 1.5へ切り替える場合

    # update-java-alternatives -s java-1.5.0-sun

  • 1.6へ切り替える場合

    # update-java-alternatives -s java-1.6.0-sun

とする。

現在のバージョンを調べるには

# javac -version

を実行する。

その他に必要なパッケージ

下記を実行して必要なパッケージをインストールする。

  • x86

    # aptitude install git-core gnupg flex bison gperf libsdl-dev libesd0-dev libwxgtk2.6-dev build-essential zip curl libncurses5-dev zlib1g-dev libreadline5-dev minicom tftpd uboot-mkimage expect

  • x64

    # aptitude install git-core gnupg flex bison gperf build-essential zip curl sun-java6-jdk zlib1g-dev gcc-multilib g++-multilib libc6-dev-i386 lib32ncurses5-dev ia32-libs x11proto-core-dev libx11-dev lib32readline5-dev lib32z-dev uboot-mkimage

以上。


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