忘れた頃にやってくるClamAVの恐怖。

おいら地方は4月も後半だというのに雪が降りましたよ。戦後なのか観測史上なのかよくは知りませんが、3番目に遅い雪だそうで。

こういった日は何か良くない事が起こるもので、案の定、朝からサーバの調子が。

メールをチェックしたら1通の受信もありません。まぁ、普段からそれ程メールの数はそれ程多くはないのですけれどね。

だとしても、ジャーナルが飛んでこないのは絶対おかしいという事で、ログを確認したら

Apr 17 01:50:44 dns freshclam[893]: Your ClamAV installation is OUTDATED!

とfreshclamが仰っているようで。

ClamAVのオフィシャルを覗いてみると、

On 15 April 2010 all ClamAV installations older than 0.95 will be disabled. See http://www.clamav.net/eol-clamav-094/ for more details.

…う~ん、またかいな。

うちのサーバはMTAにPostfix使っているんでのですけれど、フィルタルールにclamsmtp経由でClamAVを利用してウィルスチェックするように設定しているのですが、日に何度かfreshclamでClamAVのパターンファイルを取得する訳ですよ。

だけれども、ClamAVが古いとパターンファイルが取得できなくなってしまう(弾かれる)のでClamAVが止まっちゃうんですよね。ま、EOL(End Of Life)ってことでお亡くなりになった訳ですから当たり前なのですが。

でも、Postfixはそんなの知りませんからね。clamsmtp経由の応答がないので相手先に4.5.1 Local Errorを返してしまうようです。

ハートの拒絶日記さんでこんなのとかこんなのを見ていたので版を上げずに様子を見ていたのですが、すっかり忘れていてこの有様。

Portsは0.9.6になっているようなので、portupgradeすればいいんですけど、FreeBSD Daily Topicsさんのトピックによると2010年4月14日 【注意】Ports Collectionに影響範囲の大きいコミット,作業継続中という事のようなので、Ports使うのも躊躇われます。

# 以前X.Orgのアップデートがあったときにちょっと酷い目にあったので。

よっぽどフィルタルールから外してしまおうかとも思ったのですが、それではあんまり芸…じゃなくて検証という事で、cvsupでPortsをアップデートしてからClamAVをアップデートしてみました。

動作は特に問題ないみたいで、メールも受信できるようになりましたが、今度は該当サーバ経由でメールが出せない事が判明。いや~、面倒くさいなぁ…。

きちんと管理していればそんな事はないんじゃ、ボケ。

…ん?、なんか変な声が聞こえたような気が。

再びログを確認しますが、なにやらメーラーの接続自体が見つからず。POP3はうまく行くのに何でだろうと暫く悩んだのですが、もしかするとOP25じゃないかと。

使っているISPがOP25をやっているのは知っていたのですが、これまではそんな形跡もなく25番ポートが使えていた訳ですよ。

SMTP-AUTHとかサブミッションポートとか一通り用意はしていたのだけれども、Al-Mailを愛用している手前SMTP認証はもっぱらPOP Before SMTP(PBSは正確にはSMTP認証ではないけれども)でお茶を濁して、普通に25番ポートを利用していたんですね。

それがいつの間にかOP25が適用されてしまったようで、気が付かないうちにメールが送信できなくなっていたと(汗)。道理で、この間HT-03AにHyper-jを適用した際にメールアプリのSMTP設定で失敗していた訳だ(ぉぃ。

少し前までは普通に使えていたんだけど、何がお気に召さなかったんでしょうねぇ>某ISP

Al-MailでもSecureTunnelプラグインを入れると対応できるらしいので、適用して何とか復旧しましたが、25番ポートが通らないと何かと面倒。

某所あたりはOSが古いので入れ替えの時にルータのポートを開けさせてもらおうと思っていますが、それまでは受信のみで我慢するしかないし。

つか、休日仕事関係のメールは見るなというお告げかもですね(笑)。

コメント

タイトルとURLをコピーしました