Windows7 に Android 開発環境を構築する

1.6の環境はノートパソコンに入れていたけれど、メインマシンをWindows7にしたので、Android 開発環境を構築するメモ。

USBドライバだけが欲しいんじゃ、ぼけ~とかいう方は「USBドライバの在り処」に追記していますので参照ください。

== 2011.11.07 追記 ==

Eclipse3.7( Indigo)とSDK r15については「Android SDK – Android SDK r15」に記載。

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必要なもの

  • JDK
  • eclipse
  • Android SDK

Quick Startを見ると

1. Prepare your development computer

Read the System Requirements document and make sure that your development computer meets the hardware and software requirements for the Android SDK. Install any additional software needed before downloading the Android SDK. In particular, you may need to install the JDK (version 5 or 6 required) and Eclipse (version 3.4 or 3.5, needed only if you want develop using the ADT Plugin).

ということなのでEclipseについてはHelios(3.6)ではなくてGalileo(3.5)で行きます。Heliosでも大丈夫のような話もあるけれど。

・JDKのインストール

今更JDK云々もあれですけれど、一応。

Java SE ダウンロード

のように表記されている部分があるので、赤く「JDKダウンロード」と表示されている部分をクリック。

「Platform」の部分で自環境のOS種別を指定して「Continue」をクリック。

「File Description and Name」の下にあるリンク(おいらはx64環境なのでjdk-6u22-windows-x64.exe)をクリックするとダウンロード開始。

インストールはダウンロードしたexeファイルをクリックするだけです。後はインストーラの指示に従ってください。

・Eclipseの導入

Eclipseの日本語Plugin(Pleiades)を開発されている方が、オールインワンパッケージを提供されていますので、こちらを利用させて頂くことにします。

まず、Pleiades – Eclipse プラグイン日本語化プラグインにアクセス。

「Eclipse 3.5 Galileo Pleiades ALL In One」をクリック。

JDKをインストールしていれば同時にJREも導入されているので、「Standerd All in One(JRE なし)」の中から何れかをダウンロードすれば良いのですが、Androidの開発だけならJava版をダウンロードすればOKです。欲張りな人は「Ultimate」をダウンロード。もちろんおいらはUltimate(ぉぃ。

ダウンロードしたファイルはzip形式のアーカイブファイルです。インストーラはありません。ですので、適当な場所に展開することになりますが、ここではc:\eclipse3.5に展開することにします。

展開するときは「Windows 上で zip を解凍するときの注意」を一読して指示に従ってください。一部のアーカイバではうまく展開出来ないことがあるようですので。

Eclipse本体はc:\eclipse3.5\eclipse\eclipse.exeです。ショートカットを作成してデスクトップに貼り付けておきましょう。

・Android SDKの導入

android depelopersサイトのDownload the Android SDKにアクセス。

今はR7なので、android-sdk_r07-windows.zipをクリックしてダウンロードします。

ちなみに、下のほうにQuick Startという部分があって、ここに導入方法が記載されています。英語だけれども。

取得したファイルもzip形式のアーカイブファイルなのでc:\android_sdk_r07フォルダにアーカイブの中のandroid-sdk-windowsの下全部を展開することにします。android-sdk-windowsフォルダ毎展開してリネームしても良いですし、そのまま利用しても構いません。(Eclipseのプラグインとして必要なのはあくまでもandroid-sdk-windowsフォルダの下なので。)

・環境変数の設定

Android SDK等のパスを環境変数に設定します。

Windows7で環境変数を設定するには「コントロールパネル」→「システム」にある「システムの詳細設定」をクリック。

システムのプロパティが表示されたら、「環境設定」タブにある「環境変数」ボタンをクリックします。

面倒なので「システム環境変数」側に登録してしまいます。システム環境変数側の「新規」ボタンをクリック。

最初に環境変数JAVA_HOMEにJDKのインストール先を設定します。

JDKのインストール先は特に指定しなければ「C:\Program Files\Java\jdk1.6.0_22」(JDK6 update22の場合)だと思いますが、インストール先を指定した場合などは、それにあわせて設定します。

入力したら「OK」ボタンをクリック。

登録すると、環境変数ウィンドウに設定した内容が表示されます。

同様にAndroid SDKの情報も環境変数名「ANDROID_HOME」として登録します。

次にツール関連のパス設定を行います。

システム環境変数の変数一覧の中に「Path」という変数があるはずです。

Pathを選択してから、「編集」ボタンをクリック。

システム変数の編集ウィンドウが表示されたら変数値の最後に

;%JAVA_HOME%\bin;%ANDROID_HOME%\tools

を追加して「OK」ボタンをクリックします。

環境変数がうまく設定できているかどうかの確認は「スタートメニュー」→「アクセサリ」から「コマンドプロンプト」を起動して「set」を実行してみるとわかります。

JDKの確認は「java -version」を実行

同じくAndroid SDKの確認は「adb help」を実行

・Eclipseの起動

Eclipseを起動します。Eclipseを起動すると

ロゴが表示されて(Galileoはかっこいいなあ)

ワークスペースをどこにするか指定するように促されます。ワークスペースとはウィンドウに書かれているとおりプロジェクトを保存するフォルダの事です。

初期はEclipse.exeがあるひとつ上のworkspaceというフォルダになります(今回ならc:\eclipse3.5\workspace)。

ワークスペースは変更することが可能ですから、とりあえず「OK」ボタンをクリックして次に進みます。

Eclipseが起動すると

ファイアウォールでブロックされていますといわれるので、「アクセスを許可する」ボタンをクリックします。

・ADTプラグインのインストール

初めにADT(Android Deveropment Tools)プラグインをEclipseに導入します。

Eclipseの上部メニューバーにある「ヘルプ」をクリックして「新規ソフトウェアのインストール」を選択。

インストールウィンドウが表示されたら作業対象と書かれている横にある「追加」ボタンをクリック。

サイトの追加ウィンドウが表示されたらロケーションに「https://dl-ssl.google.com/android/eclipse/」と入力します。名前欄は適当で良いのでおいらは「Android Developer Tools」としました。

設定が終わったら「OK」ボタンをクリックします。

設定したサイトから情報を拾ってくるので少し時間がかかりますが、

インストールウィンドウに「Developer Tools」と表示されるはずです。その横にチェックボックスがあるので、チェックを入れるとインストールウィンドウの下にある「次へ」ボタンがアクティブになるのでクリックします。

インストール詳細が表示されるので「次へ」ボタンをクリック。

ライセンスのレビューウィンドウが表示されたら、「使用条件の条項に同意します」にチェックを入れます。

チェックを入れると「完了」ボタンがアクティブになるので、「完了」ボタンをクリックします。

少しすると

セキュリティ警告が表示されますが、気にせず「OK」ボタンをクリックしてください。

Eclipseの再起動を求められますので、「はい」ボタンをクリックしてEclipseを再起動させます。

・Android SDKの設定

Eclipseが再起動したらEclipseのメニュータブにある「ウィンドウ」から「設定」をクリック。

設定ウィンドウが表示されます。

設定ウィンドウの左側に項目が表示されているはずですが、その中に「Android」という項目がありますのでクリックします。

「SDKロケーション」と表示されている箇所にAndroid SDKの場所を設定します。直接入力するか、「参照」ボタンをクリックして、先程SDKを展開したC:\android_sdk_r07を選択しましょう。

設定したら設定ウィンドウの下にある「適用」ボタンをクリック後、「OK」ボタンをクリックします。

正しく設定できると、Eclipseのツールバーに

ドロイド先生が表示されます。このアイコンが「Android SDK and AVD Manager」の起動アイコンとなります。

・追加パッケージのインストール

この作業を行わないといわゆる「USBドライバが無いよ~」状態に(笑)。

まず、Android SDK and AVD Managerを起動させます。

「Avaliable Packages」と表示されている部分をクリックします。

すると、「Sites, Packages and Archives」と書かれた部分に「https://dl-ssl.google.com/~」と表示されているはずです。

その横にチェックボックスがあるのでチェックを入れます。

適用可能なアドオンが表示されますので、必要なものにチェックマークが入っていることを確認(とりあえず全部入れちゃって構いません)した後、「Install Select」ボタンをクリックします。

「Choose Packages to Install」ウィンドウが表示されたら「Accept All」ラジオボタンにチェックが入っていることを確認(ここ重要)して「インストール」ボタンをクリックします。

「Installing Archives」ウィンドウが表示されてインストールが行われます。環境にもよると思いますが結構時間がかかるのでお茶でも一服しましょう。

インストールが終了するとADBをアップデートするから止めて良いかと聞かれます。

「OK」ボタンをクリックするとADBがアップデート・再起動されてインストール終了です。

ちなみにUSBドライバは「C:\android_sdk_r07\usb_driver」にあります(笑)。

== 2011.05.18 追記 ==

usbドライバは”extras\google\usb_driver“に移動した模様。

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コメント

  1. […] Eclipse等のインストールについては、「Windows7 に Android 開発環境を構築する」に記載しています。 […]

  2. […] 前回「Windows7 に Android 開発環境を構築する」でWindows7の環境にr7の構築していましたが、今回はこれをr11に上げてみます。 […]

  3. […] ※JREのインストールとかは「Windows7 に Android 開発環境を構築する」辺りを参照。 […]

  4. […] Android SDKはjava上で動作するので、JDKが必要になる。JDKの導入は「Windows7 に Android 開発環境を構築する」辺りを参照。 […]

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