「実環境を仮想化環境に移したら快適になったでござるの巻」で嬉しいような悲しいような。
仮想化環境で使用していたESXiは4.0.0だったが、折角なので4.1.0に上げてみた。
ESXiをUSBメモリに入れてML115 G1で使用している都合上、アップデートとは言ってもESXiの入っているUSBメモリを作り直すだけだから、やっていることは「VMWare ESXi 4.1.0 (VMware vSphere Hypervisor)」そのまま。
つまりはESXiの環境を作り直す事になる。とはいっても設定をしなおすだけ。
動作を確認していないけれど、
- VMware-VMvisor-Installer-4.1.0.update1-348481.x86_64.iso
- VMware-viclient-all-4.1.0-345043.exe
が現在の最新版なので、そのうちこっちも試してみるつもり。
…
仮想マシンの再登録
設定が終わって、vSphere ClientからESXiにアクセスすると、インベントリには仮想マシンが登録されていない状態になる。
当然システムを作り直したわけだから当たり前だが、データストアを作り直した訳ではないので、アップデート前に作成した仮想マシンはそのまま残っている。
この仮想マシンをインベントリに再登録するにはvSphere Client上の「サマリ」タブをクリックする。
「サマリ」画面の中に「リソース」と言う部分があり、ここにデータストアが表示されているはずだ。
対象となるデータストアを選択してから右クリックするとメニューが表示される。この中に「データストアの参照」という項目がある。
「データストアの参照」をクリックすると「データストアブラウザ」が起動して、該当データストアの中を参照する事が出来る。
データストアの中には仮想マシン名でフォルダ分けされた仮想マシンのデータが保存されているので、追加したい仮想マシンのフォルダをクリックして、フォルダ内を表示させる。
フォルダ内には拡張子が”.vmx”となっているファイルがあるはずだ。(タイプが「仮想マシン」となっているファイル)
このファイルは仮想マシンにおける様々な構成情報が記述されているもので(単なるテキストファイルなのだけれど)、このファイルを指定してインベントリに追加する事で、ESXi仮想マシンを追加する事が出来る。
ESXiに仮想マシンを追加するには”.vmx”ファイルを選択後右クリックする事でメニューが表示される。この中に「インベントリへの追加」と言う項目があるので、これをクリックする。
この作業を繰り返す事で、必要な既存の仮想マシンをインベントリに登録していく。
ちなみに、データストアブラウザではデータストア内のファイルの操作も行える。
運用としてはどうかなとは思うけれど、仮想マシンのファイルを他のパソコンにコピーする事も出来るので、それ程重要でないシステムならこういった方法でバックアップを取るなどという方法もありだと思う。
# 本来ならスナップショット使えとかRAID組めとかいう話になるのだろうけれど。
あわせて、データストア内にISOイメージを置いておくと仮想マシン上でマウントできるので、良く使うCD/DVDなどはISOイメージにしてデータストアにおいておくと便利。自環境ではFreeBSDのインストールメディアを置いておいたりする。
仮想マシンの環境設定
ESXi側の再設定となっているので、仮想マシンの環境を確認しておく。
特にネットワークの設定やリソース割り当て等は注意して確認する。特に自環境ではNICを2枚刺ししている都合でvSphere Clientから「構成」タブ→「ネットワーク」の再設定が必要だった。あわせて各仮想マシンのハードウェア構成も修正している。
コメント
[…] ntのデータストアブラウザを利用する(「VMWare ESXi をアップデートする。」辺りを参照)。 […]